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女性も楽しめるウイスキーを求めて秩父へ

Gourmet

2023.04.26

女性も楽しめるウイスキーを求めて秩父へ

ハイランダーイン秩父

西武池袋線池袋駅から西武秩父線西武秩父駅まで特急ラビュー利用で77分~89分。

銀色の車体と黄色い内装が印象的な車両に揺られているとあっという間に到着する埼玉県秩父市。

都心から気軽に行けるにも関わらず自然を満喫できる人気の観光地です。

5月には一面ピンクに覆われる羊山公園の芝桜、12月には世界遺産にも登録された秩父夜祭などイベントが楽しめたり、

秩父神社や三峯神社などのパワースポット好きにはたまらない寺社仏閣、アウトドアを満喫できる

広大なキャンプ場など見どころも満載。

自然資源や観光スポットが注目されがちな秩父ですが、実は知る人ぞ知るお酒の街でもあるんです。

例えばクラフトビールはシロクマがトレードマークの「秩父麦酒」があり、日本酒は270年もの歴史がある「秩父錦」、

ワインは「源作印」「兎田ワイナリー」、そしてウイスキーは世界的に評価の高い「イチローズモルト」という

充実のラインナップ。

お酒好きにはたまらない街なのです。今回は、近年女性のファンが増えているというウイスキーに注目したいと思います。

ハイランダーイン秩父

バーとしてもカフェとしても楽しめるハイランダーイン秩父

秩父でウイスキーを語るには絶対外せないお店があります。

それが「ハイランダーイン秩父」です。 ラビューが到着する西武秩父駅から歩くこと9分。

秩父神社の表参道近くの東町通りに、絹の問屋さんだった古民家をリノベーションした趣ある外観が目印です。

ここは、先ほど紹介したイチローズモルトはもちろん、世界中のウイスキーが楽しめるのが特徴。

2019年のオープンとは思えないほど街に馴染んでいる外観は、見ているだけで旅気分を上げてくれそうです。

ハイランダーイン秩父

店内に入るとまず目に飛び込んでくるのが壁一面のウイスキー!

この圧巻の品揃えは東京でもなかなか見られません。

一見するとカウンターのあるバーに見えますが、お店のコンセプトはイギリスのパブ。

パブとは「Public House」の略で、老若男女様々な人が集まる場所という意味。

そのコンセプト通り地元の人も、観光客も、一人客から団体客までいろんな人が来店するのだそう。

だから、店内にはカウンター以外にもテーブル席や畳の座敷席、

蔵を改装した個室など幅広い用途に 対応できる作りになっているのです。

中にはファミリーで訪れる人もいるそうで、スタッフがこどもに「どんな飲み物が好き?」と聞いて

ノンアルコールカクテルを出してくれたりもするのです。 このホスピタリティがたまりませんね。  

「お酒が苦手で」という方もご安心ください。コーヒーをはじめソフトドリンクもございます。

珍しいのはイチローズモルトを造った樽にコーヒー豆を寝かせて、ウイスキーの香りを閉じ込めた

「バレルエイジドコーヒー」。

カップを口に近づけるとふわっと広がるウイスキーの香りがおとなの時間を演出してくれます。

これは他ではなかなか飲めませんよ。

お店は土日祝日は12時から、平日も15時から営業しているので観光で歩き疲れた時は

カフェとして利用するのもいいかもしれません。 もう一つの特徴は食事メニューも充実しているところ。

一番人気の「フィッシュ&チップス」、辛いもの好きにはたまらない「バッファローチキン」など

しっかりしたものから、ちょっとつまみたいときの「ポップコーン」など、お酒にもあわせやすく、

お子さまも喜びそうなラインナップがうれしいですね。

雰囲気、メニュー、ホスピタリティの全てが素晴らしいハイランダーイン秩父。

秩父に来たときは必ず立ち寄って欲しいお店です。

ハイランダーイン秩父

ウイスキーは女性にこそオススメしたい

そうでした。

今回はウイスキーのことについて書くんでした。

それでは今からウイスキーのことについて書こうと思います。

なんとなく昔は「おじさんの飲み物」というイメージがあったウイスキーですが、

最近は20代の若者や女性に人気があるのだそう。

そこで、ウイスキーの魅力はどこにあるのか、イチローズモルトを造っている会社・ベンチャーウイスキーの

ブランドアンバサダーで、ハイランダーイン秩父のオーナーでもある吉川由美さんにお話を聞いてみました。

「イギリスで働いていた頃から、ウイスキーを楽しむ女性が増えたと感じることがありました。

女性の方が香りに対する感度が高いと言われていたり、

ハマるととことん掘り下げる人が多いような気がしますね。

若い人でもすごく詳しかったり、反対に70歳くらいから興味を持ち始める方もいらっしゃいました」

と、吉川さん。

以前、ウイスキー初心者の方向けに「ゼロから楽しむウイスキー」という講座を開催したときは、

参加者の7~8割が女性で年代も幅広かったのだそう。

「バーで飲めたらかっこいいなとずっと憧れていて、勉強する機会が欲しかった」という

女性もいたのだとか。

興味はあってもいきなりバーには入りづらかったり、種類がありすぎて

何を飲んでいいのか分からなかったり。

吉川さんの講座はそんな方々にとって、ウイスキーの世界に飛び込むきっかけを与えてくれたのです。

確かに、基礎知識や楽しみ方が分かるとより一層美味しく飲めそうです。

ハイランダーイン秩父

吉川さんは、ウイスキーの魅力の一つに「飲み方の多様さ」があると言います。

ショットグラスに入れてストレートでそのままの味を味わったり、

すこし水を足して華やかな香りを楽しんだり、 炭酸で割ってハイボールにすることもできます。

また、ハイランダーイン秩父では冬季限定でイチローズモルトのお湯割りを出しています。

私も初めて飲ませていただきましたが、とても香りがよく、甘みを感じることができるので

お酒に強くない方にも オススメです。

こんなに色々な飲み方ができるお酒は他にないのではないでしょうか。

少し飲み方が分かってきたら、ボトルやラベルのデザインで選んでみたり、

好みをスタッフに伝えてオススメを 教えてもらったりと自由に楽しんでも面白そう。

味の違いを知りたい方は、ハイランダーイン秩父の飲み比べセットを試してみてください。

もちろん普通の飲み比べセットではありません。 ここで出してくれるのは、

近年人気が高まって貴重になったイチローズモルトの リーフシリーズ飲み比べセットなのです。

赤ワインの樽で熟成させたものやミズナラの樽で熟成させたものなど、 香りと味わいの違いを

楽しんでみてはいかがでしょう?

きっとお酒好きな友人に自慢できますよ。

 

いかがでしたでしょうか。

大自然のアクティビティやわらじかつ丼以外の、街中の魅力を感じていただけましたでしょうか。

秩父は夜が面白い。

次の秩父はぜひ夜の街を楽しんでみてください。

 

 

 

投稿者プロフィール

赤井 恒平(あかい こうへい)

ライター・フォトグラファー。埼玉県飯能市でシェアアトリエ「AKAI Factory」を運営するなど、まちづくり業にも携わっています。
現在は築20年のマンションをリノベーションして家族4人で暮らしています。最近は休日に料理をするのが密かなブームです。

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