春は不用品を整理してスッキリ ゴミにならない手放し方とは
Life Hack
2023.05.10
1. 不用品の処分方法は「捨てる」だけ?
春はライフスタイルが変化する季節。生活パターンが変わると、これまで利用していたアイテムの出番が少なくなります。「もう使わないかも」と分かっていても、すぐに処分するのをためらうことはありませんか。
家の中をスッキリさせて、新たな気持ちで春をスタートするために、たまりがちな不用品とその手放し方をまとめました。
2. 家の中にたまっていく不用品
不用品って、どうして家の中にたまってしまうのでしょうか。その理由は、次の4つにあるのではないかと考えています。
①整理する時間が取れないこと。整理整頓はエネルギーを使います。毎日の忙しさに追われると、とりあえず空いているスペースに収納しがちです。
②もったいないと思ってしまうこと。「古くなってきたけど、まだ使える」「こんなとき、あったら便利」など、いざ捨てるタイミングになると想像力が豊かになって、結局元のスペースに納めてしまいます。
③処分方法が面倒なものは、手放すことを後回しにしてしまうこと。大型の家具や家電など、自治体によって処分方法に細かな決まりがあると、つい後回しにするのはよくあることです。
④気持ちが残っているものは捨てにくいということ。思い出の詰まったもの、愛着のあるものは「捨てる」という決心がつかないことが多くあります。
この4つの条件をクリアすれば、家の中がスッキリ片付く第一歩を踏み出せそうです。ここからは、どうしてもたまってしまう不用品の代表格を取り上げます。
2-1. 着なくなった衣類
家の整理を始めるとき、最初に思いつくのはクローゼットに眠る衣類です。衣類は、たまりやすい不用品の代表といえます。お店では、とても気に入って購入した洋服。家で袖を通してみるとイメージと違う、合わせるアイテムがないといった理由で、収納ボックスの奥に眠ったままになっています。
こどもがいる家庭では、体のサイズがすぐに変化するため、成長に合わせて洋服が必要になります。着られなくなった衣類を整理できずに、そのままになっていることも。また、赤ちゃんのときによく着せていたアイテムや、こどもの制服は、とっておきたいと思う気持ちが湧いてくるかもしれません。
2-2. 離れてしまった趣味のあれこれ
昔は夢中になっていたのに、今は離れてしまった趣味はありませんか。大切に集めていたコレクション、ずっと練習していた楽器、試合で何度も一緒に戦った道具などは、そう簡単に手放せません。
私が処分できずに困っているものは登山アイテム。登山では、山の登り方によってリュックの容量が変わります。テント泊に夢中になっていたときは、大きなリュックが相棒でした。しかし、「ウルトラライト」という軽量化を実現する登山アイテムが登場したことにより、最近は小さなリュックで大抵の山に登れます。「もしかしたら使うかも」と思うと、簡単には手放せなくなります。
2-3. 思い出があるもの
旅行先で買ったお土産や、友人からのプレゼント、親しい人からの手紙や年賀状など、思い出の詰まったものを処分するのは1番難しいかもしれません。手に取ると、いただいたときの嬉しさや、楽しかった時間が思い出されて、時間が止まってしまうこともあります。
思い出の品は、懐かしい過去を思い出させてくれます。もし大切に感じるのなら、無理をして処分せず、すぐに手に取れるように居場所を作ってあげるのがおすすめです。
同時に、今の自分を大切に考えたとき、果たしてその思い出の品は自分に必要なものかを考えることも重要です。思い出の品を手放せば、その保管場所には新しい何かが入ってきます。処分すれば、意外と気持ちがすっきりする場合もあります。
2-4. 使わなくなった大物家具や家電製品
部屋の整理や引越しでいらなくなった家具や家電は、できるだけ早く処分したいものです。しかし、捨て方が分からないと、調べる気力が起きずに放置してしまうことも。これでは家の中はいつまで経ってもスッキリしません。
まずは自治体のごみ収集ガイドを手に取ってみるのが1番の解決方法です。電話1本で引き取り日が決まることもあります。実はクリーンセンターに持っていけば、あっという間に処分が完了したというケースもよくあることです。不用品処分も「悩まず行動」が結果への近道といえます。
3. 賢く手放す方法とは
「まだ使えるのに、もったいない」
今まで使っていたものがゴミになるのは惜しい、と感じることがあります。捨てる以外の方法として、フリマアプリやネットオークションを活用するのがおすすめです。ちょっとした臨時収入は嬉しいものです。自分が気に入っていたものに、誰かが共感して購入するため、気持ちのやりとりができる場合もあります。
また、ものを手放すときに罪悪感を感じることは少なくありません。不用品回収業者に依頼する方法もありますが、無許可の業者に依頼した場合、不法投棄や不適切な処理につながる恐れがあります。ゴミとして処分せず、地域のバザーやフリーマーケット、不用品リユースシステムを利用すると、捨てることへの罪悪感を減らせます。リユースショップで買い取ってもらうのもよいでしょう。
少しでも賢く、気持ちよく手放す方法4つをご紹介します。
3-1. フリマアプリの活用
フリマアプリは、愛用品をゴミにすることなく手放せる方法の1つです。利用者が多く、誰でも手軽に出品できることから、近年ではさまざまなフリマアプリが存在します。中古品でもニーズがあれば売買ができること、匿名性が高く、購入者が商品を確認してから代金が支払われることなど、取引システムも明確です。
しかし、取引には一定の時間がかかります。ニーズがなければ、取引が成立せず、不用品をいつまでも保管し続けることになります。また、梱包の手間がかかるため、発送作業が手間と感じる人には向かない方法です。
3-2. オークションサイトに出品してみる
不用品を捨てずに手放すために、オークションサイトに出品する方法があります。個人がオンライン上で商品を売買するのはフリマアプリのシステムと変わりません。オークションサイトは、あらかじめ価格を決めて出品するフリマアプリと異なり、購入者の入札によって価格が決まります。
オークションサイトでは、ニーズがある商品は思わぬ高値がつくことがあります。しかし、希望とは異なる金額で手放すのもよくあるケースです。また、先着順で売買が成立するフリマアプリと違い、落札されるまで商品の購入先が決まらず、取引終了を待つ必要があります。
3-3. 知人や友人に譲る
もう使わないと思ったものでも、意外と必要としている人がいるかもしれません。不用品が出てきたら、家族や友人、知り合いに声をかけてみましょう。不用品を捨てる罪悪感から解放されるだけでなく、譲った相手に喜ばれるメリットがあります。
しかし、ものを人に譲るときは注意が必要です。気持ちよく受け渡しできるように、相手の求めているものに合っているかどうかをきちんと確認した上で手放しましょう。もしニーズと合っていなければ、使い古したものを押し付けることになります。
また、トラブルを避けるため、大型のものは運ぶ方法や、業者に依頼する場合の送料負担などを取り決めておくのも必要です。
3-4. エコ回収を利用してみる
不用品を手放す方法の1つとして、エコ回収もおすすめです。エコ回収とは、いらなくなった家具や家電を回収し、リユース先を探してもらえるサービスです。リユースはリサイクルとは異なります。リサイクルは、一度すべてを分解し、素材に戻す方法が一般的です。熱したり、冷却したりする過程を経るため、エネルギーを消費し、環境負荷がかかる場合もあります。
何度も繰り返し使うことを意味するリユースは、回収したものを国内の専門業者や海外業者、オークションにかけるなどの活動を通して、次の所有者を探します。エコ回収は、まだまだ使えるのに捨ててしまうものへの罪悪感を減らす方法としておすすめです。
まとめ
「忙しい」「もったいない」「めんどくさい」「罪悪感」など、不用品処分にはさまざまな気持ちがつきまといます。気持ちよく手放すために、自分に合った処分方法を見つけるのが片付けの近道です。心の整理をつけながら、家の中の整理を進めていきましょう。
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投稿者プロフィール
高橋みさと
自然に近い場所を求めて2021年に都内から郊外へ移住。
ライター業をしながら米や野菜づくりに挑戦しています。
趣味は登山と外で遊ぶこと。
発酵に興味があり、コンポストを利用して生ごみを捨てない生活を実践中です。
http://turumayu.studio.site
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