買ってわかった「我が家にいい家電」
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2022.09.25
買ってわかった「我が家にいい家電」
唐突になんだ、というタイトルですが。
今回書こうとしているのは、家電の話です。
我が家は築19年目になるマンションに4人住まい、ここ3年で大型家電の買い替えやガスの設備の修理などが立て続いています。
今年の夏はリビングのエアコンがつかなくなり、暑い盛りに2ヶ月ほどリビングダイニングにエアコンがないという、酷暑を体験しました。(余談ですが、エアコンなしの期間が長かったのは、理系の夫が気に入った機種の入荷を待ったからです。)
ちなみにエアコンを購入に行った当日は、出かける前に掃除機が壊れ、帰宅したらガス湯沸かし設備が動かない、という、なかなか珍しい故障が重複する日でした。
そんなわけで、ここ数年、家電を比較することが多かった我が家から、買ってよかった!と家族の意見が一致したものをご紹介します。
全員一致のナンバーワン
まず、ダントツのナンバーワンは、乾燥機能付き全自動洗濯機。
この洗濯機は、結婚してから3代目です。
初代のドラム式洗濯機→縦型洗濯機→乾燥機付きドラム式全自動洗濯機、という変遷を経て、今のがダントツ、です。
なにが良いって、干さなくていい(=取り込まなくていい)ということ。
・・・文字にすると当たり前ですね。
これ、理屈ではわかっていたのですが、正直、そこまで期待していなかったのです。
実際のところ、乾燥機にかけたくないものは外に干しますし、時期によっては毎日2回、外干しのものと乾燥機にかけるものを洗ったりもするので、すごく手間が減ったというわけではないのです。
それでも、通常の洗濯だけならスイッチひとつ押すだけで、洗って干したのと同じ、乾いた洗濯物が手に入る! これが思った以上に便利!
外に出かける日、お客さんが来る日などに、洗濯物を干す時間と取り込む時間(所要時間と時間帯と両方です)を気にしなくていいということの気楽さ!
そして、お天気が悪い日が続いても洗濯ができるという安心感もあります。
雲行きが怪しいなと思っても、干した洗濯物の心配をすることもない。
ああ、書いていてわかりました。
要するに、私の気持ちが楽なのですね。
なにが「手間」は家族のなかでも違っていた
この、干す&取り込むことを気にしなくていい=便利、というのが私としては目からウロコの発見だったので、家族に話してみたのですが、夫の反応は薄く、へーそうなんだ、という感じ。
意外だったので、便利なのはそこじゃないの?と尋ねたところ、夫の賞賛ポイントは「洗剤の自動投入」だとのこと。
なんでも、洗濯はどの洗剤をどれくらい入れるのかがわかりにくく、毎回洗剤のパッケージにある使い方を確認して洗剤を投入していて、洗濯といえばそれが面倒だったのだそう。
我が家は家事をするのは私が中心のため、夫が洗濯をする頻度は極端に少なく、洗濯のセオリーを覚えるには至っていません。
自動投入であればなにも考えなくていいというのは私が洗剤や柔軟剤を選んで常に補充しているからなのですが、たしかに毎回確認するとしたら、洗剤ひとつでもけっこうな手間かもしれないなと、妙に納得しました。
「新しい洗濯機、便利―!」と一緒に盛り上がっていたものの、理由は聞いてみないとわからないものですね。
なにが「便利」かは変わるもの
そして思い出したのが2代目の洗濯機です。いまとは違う縦型なのですが、これはあえて選んだ縦型だったのです。
なぜなら、子どもたちがまだ小さくて、毎日洗う靴下が泥だらけだったりしたから!
当時はドラム式より縦型のほうが汚れが落ちやすいというので、とにかく洗浄力がほしくて選びました。
2代目のときの「私にとっての便利」は汚れが落ちること、だったわけです。(※画像の洗濯板も使ったりしてました・・・懐かしい。)
そしてそれと似た話が掃除機選びにもありまして。
冒頭に書いた、エアコンを買いに行った日に壊れた掃除機のことです。
その日、行った先の家電屋さんで持ち帰れる掃除機を買ったのですが、これも洗濯機同様、先代とはまったく違うスペックのものを選びました。
先代は高機能で大きなスティック型のコードレス、今回のは軽くて小さなスティック型のコードレス。
タイプは同じ、価格帯は2段階ほど安いものです。
先代に比べてヘッドもダストボックスも小さく、充電が切れるのが以前に比べてとても早いです・・・と書くと、デメリットを並べたようにも見えますが、これが使ってみたら「私にとっての便利」だったのです。
まず、軽くて小さいので、持ち出して掃除するのが手軽になりました。
ダストボックスが小さいのは、満タンを待てば以前より捨てる手間は増えるはずですが、ゴミを掃除のたびに捨てる私にはあまり関係がなかったです。
充電が切れるのが早いのは、家中の掃除を一度にはできず、何度かに分けないといけないことにつながるのですが、これもまた私には関係がないのですね。
我が家には猫が2匹いて、どちらも掃除機が大嫌い!
掃除機を取り出すと、ダッシュでその場から逃げ出します。
狭い家の中で、できるだけ遠くの、影になったところ(ベッドの下など)に隠れようとするので、家中を掃除するとなると、掃除機が動いている間ずーっと「一番遠いところ」を探して逃げまどうことになります。
でも2回に分けて掃除すれば、1回毎の時間は短くなるし、掃除をしない部屋は猫たちにとっての「安全圏」で少しは落ち着いてくれます。
これ、飼い主にとってはけっこう重要なポイントなんです!
特に我が家の末っ子(猫です)は怖がりですから。
そして、そうなると自然と掃除機を手にする回数は増えるので、手軽なのがよい、と最初の話に戻ります。笑
あ、ヘッドの話がまだでしたね。
ヘッドは・・・細かく掃除をすることになるから雑な私には大きな方がいいかな・・・物陰やソファの下まで入りやすいからちゃんと掃除するようになった、と考えるとやっぱりメリットかな・・・。
これも、大きい先代がダメだった話ではないのです。
暮らしが変わったから合うものが変わっただけ。
高機能に惹かれた先代を買ったとき、我が家には猫がいなかったのですから。
(※画像は「洗濯物を敷いて寝る」うちの猫です。我が家では洗濯物をたたんで床に置いておくと、いつの間にか猫の寝床になります。)
さて今年こそ「断捨離」なるか!?
「我が家にとっていい家電」のお話、暮らしが変われば道具が変わるという振り返りのお話でもありましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
いろいろ思い出してみると、「便利」以外にも「素敵」が変わったり「おしゃれ」が変わったりしているにも気づきました。
私自身が歳を重ね、家族も成長して生活スタイルが変わっているのだということを実感したので、年末の大掃除はしない、と毎年宣言している私ですが、今年は盛大に断捨離ができるかも!?
年末と言わず、少しずつ不要なものを減らしていこうと思います。
書いたからには、くじけませんように・・・!(終)
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投稿者プロフィール
宮本良子(Ryoko Miyamoto)
TVCM、PR番組プロデューサー。4人家族+保護猫姉妹2匹のマンション暮らしです。好きなものは、児童書、紅茶、スコーン、クラシックカー。英国でティーハウス巡りをするのが当面の夢です。
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