今の自宅に住み始めたのは、4年前のいまごろ。

幼稚園の卒園式が終わり、小学校入学を迎える新しい季節でした。

私と息子だけの新生活に当時は不安を抱えていましたが、「住めば都」といった言葉のとおり、すぐに新生活に馴染むことができました。

以前住んでいたマンションは37年生きてきた人生の中で、一番駅から近い物件。

駅から徒歩5分でアクセスがとても便利な場所にありました。

コンビニまで徒歩1分
ファミレスまで徒歩5分
本屋さんまで徒歩3分

このとおり、何ひとつ不自由のない環境でした。

引越しを決めた物件は、駅から約徒歩13分の場所。

この距離が近いか遠いかは人によってさまざまで「徒歩13分は近い！」と思う方もいると思います。

ですが、駅からわりと近い物件を選びたい派の方から考えると、「徒歩5分」と「徒歩13分」の8分の差はかなり大きい。

駅からわりと近い物件を選びたい方の多くは、物件検索をするときに駅から徒歩10分以内をまず先に検索すると思うんです。

私も駅からもっと近い物件だと嬉しいのですが、引越しを決めた時に

「今までよりも2倍の時間を費やして歩かないといけないのか。。」

といった残念な気持ちは一切なく、むしろメリットだらけだなと感じたんです。

この記事では私が感じたメリットをお話していきます。
 

私は一日中家で仕事をしているので、動くきっかけを自分から作らないと本当に動きません。

新型コロナウイルス感染症が流行る前までは珍しい働き方でしたが、今では在宅ワーカーの方が増えてきましたよね。

通勤をしなくても自宅で完結出来てしまうのは、とてもありがたい環境。

ですが、椅子にずっと同じ体勢で座っていると姿勢も悪くなるし、身体が鈍ってきます。

そして恐ろしいことに、一日の大半を椅子に座りっぱなしで過ごす生活は、糖尿病や心臓病のリスクや死亡率を高めてしまうこともあるんです。

そんなことを考えると、「駅から少し離れた自宅で良かったな」と思うんですよね。

駅から少し離れていると、駅に行くまでに長めに歩いたり自転車に乗ることが必須になります。

歩いたり自転車に乗ったりしなければ生活がままならない環境なので、無意識に健康的になれちゃうんです。

毎日の食事の支度の買い物にスーパーに行くのは少し面倒くさいときもありますが、「買い物＝運動」と思って自転車を使わずに歩いていくこともあります。

私は新しいアイデアを考えるのが好きなのですが、アイデアをひらめく時はたいがい一人で歩いているとき。

「歩いている時にアイデアを考えられるなんてすごい」とよく驚かれることもあるのですが、「新しいアイデアを考えよう！」と思ってノートに向かっていても何も生まれないことってありますよね。

歩いている時は、音楽も聴かず、スマホも見ずに、頭の中にいる自分と対話をしています。

「〇〇を今よりも良くするにはどうしたらいいか？」

○○は仕事、家事、子育てなど、そのときに考えたいことを当てはめます。

こんなことをずっと考えながら歩いていると、あっという間に目的地に着いていたり。

歩く時間は“○○について考える時間”として使っているけど、その時間に必ず解決しなくても良い。

でも起こった問題を後回しにせずに、真剣に考える時間を一日の中で作ってあげることで、新しいアイデアのヒントが少しずつ生まれてくるんだと思います。

駅から少し離れた物件を選ぶと、物件の選択肢が増えるので、自分の希望するお家が見つかる可能性も高くなります。

築年数が新しいのに、駅前よりも安い物件もたくさんあるので、身の丈にあった理想のお家に出会えるかもしれません。

また、最近はたくさんの出前サービスが普及しています。

コンビニが家から少し離れていても配送料数百円で、コンビニ商品を出前サービスのスタッフさんが届けてくれるので、駅から離れていてもさほど困らないことが増えたのではないでしょうか。

新しいお家探しをするときに、何よりも重要なのが駅からのアクセスだと思います。

この記事が、これから家探しをする方にとって、ひとつの参考になれば嬉しいです。

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