本好きの悩み。どこにしまってます?
Life Hack
2024.12.11
みなさんは本を読みますか?最近は全国的に本屋さんが減ってきたり、電車で本を読んでいる人を見ることも少なくなりましたが、それでも周りには一定数の本好きがいるものです。
現在ではネットが普及して情報伝達の手段はデジタルになりつつありますが、それでも紙の本は「ネットにはない魅力がある」と根強い人気を誇っています。
かくいう私も本好きの一人です。小説、雑誌、仕事に関係する実用書から、図鑑、絵本まで。気になったものは何でも買ってしまいます。そうなってくると、困るのが収納場所。徐々に積読(つんどく。読んでいない本が積み重なっていく摩訶不思議な現象)が増えていき、生活空間を圧迫してくるのです。今回は、そんな宿命のように付きまとってくるスペース問題への工夫と葛藤を綴っていこうと思います。
いくらあっても解決しない本棚問題
◯収納場所を増やす
自宅の蔵書を一望できるような本棚は、本好きなら一度は夢見る光景です。そこで、数年前に中古マンションをリノベーションした私は、壁一面、とまではいきませんがリビングの一部に作り付けの本棚を作ってみたのです。結果は、半分は本棚、半分は物置き、最下段はこどものおもちゃ収納となり、本棚は一瞬で埋まってしまいました(仮に全部本を入れられてもおそらく入りきっていない)。そしてデスクの横にある窓台に仕事関連の本が並び始めています。最終的には机の上にも積読が現れ、もはやどれが未読の本なのかわからないカオスな状況となるのです。さらに、絵本や図鑑、写真家の写真集などは通常の判型と異なるものが多く、本棚に入らないなんてことも起きてきて、家中に本が侵食し始めているのです。
誰か四次元本棚でも開発してくれまいか、と願ってやみません。
◯電子書籍を活用する
これはかなり有効な手段です。私は、雑誌・小説・実用書などの半分以上は電子書籍にしています。タブレットさえあればどこでも読めますし、気分に合わせて様々な本を選ぶことができます。そして何より場所を取りません。ある意味四次元本棚です。
とはいえ、電子書籍も万能ではありません。多くの電子書籍は「本を購入」するのではなく「本を閲覧するサービスを購入」という形になります。つまり所有ではないので、サービスの終了に伴って本が読めなくなるという危険性はあります。また、紙の本と質感が異なるので「電子書籍だと頭に入ってこない」という人もいたり、おもしろい本を見つけても人に貸せないというちょっとした欠点があったりもします。
◯古本屋を活用する
友人に、読んだ本はすぐに古本屋に売って、また読みたくなったら購入する。という人がいました。実に賢いやり方です。
反対に私の母親は「本は持っていてこそ財産なのよ」と言っていました。この言葉が私に呪いのようなものをかけたのか、今までなかなか本を売ることができませんでした。冷静に考えると私は一度読んだ本を読み返すことはほとんどありません。なので最近は「これはもう読まないかな」というものだけを売るようにしています。そうすることで本も資源として世の中を循環させられれば良いですよね。
ライフステージの変わり目がチャンス
今まで積み重ねてきた本たちを片付けるのは労力がかかるので、忙しい日常の中手を付けるのは難しかったりします。だからこそ年末の大掃除や、引越しなどの大きな変化があるときはチャンス!私も今年の年末は整理整頓に励もうと思います。
私たちを全く知らない世界に誘ってくれる本の世界。自分にあったスタイルを見つけて、素敵なブックライフを送ってください!
本コラムは、株式会社西武リアルティソリューションズからの依頼にもとづき、以下、投稿者のコメントを編集して掲載しております。
投稿者プロフィール
赤井 恒平(あかい こうへい)
ライター・フォトグラファー。埼玉県飯能市でシェアアトリエ「AKAI Factory」を運営するなど、まちづくり業にも携わっています。
現在は築20年のマンションをリノベーションして家族4人で暮らしています。最近は休日に料理をするのが密かなブームです。
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