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面倒くさがりの私でも美味しく出来た!お家で簡単ぬか漬け

Gourmet

2022.05.25

面倒くさがりの私でも美味しく出来た!お家で簡単ぬか漬け

小学生の頃に祖母と一緒に暮らしていたのですが、祖母は台所の片隅に飴色の大きな壺を置き、その中で“ぬか漬け”を作っていました。

私は野菜嫌いだったこともあり、祖母が作ったぬか漬けを食べた覚えは全くないのですが、一度だけ壺の中に“鉄くぎ”が入っているのを見せてもらった記憶があります。

鉄を入れることによって茄子の変色を防いだり、ぬかに漬けた野菜が鉄分を吸収するといったメリットがあるんです。

※一般的に売っている“くぎ”は、鉄以外にも塗装成分が入っている場合があるので、本来はぬか漬け用の鉄玉を入れるのがおすすめです。

30年前の当時はインターネットもなく、正しい知識を簡単に得ることが出来なかったので、我が家のぬか床にはくぎが入っていたのでしょう。

結局祖母からぬか床を受け継ぐこともなく、私はこの歳を迎えたのですが、37歳にもなるとやはり若い頃よりは健康に気を使うように。

料理が得意なわけではないので、「いかに簡単に毎日野菜を取り入れられるか」が常に私の頭の中にあります。

「“ぬか漬け”が家で作れたら、漬けておくだけで栄養も取れるし、今よりも食卓が豊かになって、暮らしがもっと楽しくなるんじゃないかな」と思っていました。

ただ唯一、私が気が進まなかったのはズボラで面倒くさがりな私は管理が面倒で向いていないと思ったこと。

ですが、お友達のインスタグラマーさんが「食品保存容器でのぬか漬け」を楽しんでいるのを見て「これだ!」と思い私もすぐにネットショッピングで購入しました。

私が購入したのは食品保存容器の中に既に発酵済のぬか床が1㎏入った、ぬか漬け初心者さん用キット

毎日ぬか床をかきまぜなくても、ぬか漬けを楽しめる

ぬか漬け

祖母がぬか床をかき混ぜていたのを覚えているので、毎日かき混ぜないとダメなのかと思っていました。

が、食品保存容器で楽しむ発酵ぬか床は

 

 ●食品保存容器に好きな野菜を入れる

 ●冷蔵庫で12時間ほど寝かせる

 ●取り出して食べる

 ●かき混ぜるタイミングは週に1度でOK

 

と、びっくりするほど簡単!

購入時の食品保存容器で漬けても良いのですが、そのままだと

 

 ●かき混ぜにくい

 ●野菜を取り出すときに周辺が汚れやすい

 ●衛生的ではない

 

上記のことを考えて、漬物専用の琺瑯容器をGET。

やる!と決めたらカタチから入る私。

「こんなんで本当に簡単にぬか漬けが作れるの?」と半信半疑できゅうりを漬けてみました。

最初に漬けた野菜は、ぬか床の塩分をたくさん吸収するため、しょっぱくて美味しくはない。

2本目、3本目と漬けるうちに、どんどん味がそれっぽくなっていきました。

昆布やしいたけを入れると、ぬかに味が染みてだしの役割になると知り、実験のように毎日いろいろ漬けてみることに。

日が経つことに昆布の味がぬかに染みて、漬けた野菜がだんだんと美味しくなってきました。

難しい工程は不要なのに、自分好みの味に微調整ができるぬか漬け、ちょっと楽しいかも。

と、最近の私は新しい楽しさを見つけたのです。

いつもの台所で過ごす1日5分の丁寧な時間

ぬか漬け

ぬか床に漬かった野菜を掘り出して、綺麗にぬかを取り除いて、流水で洗う。

私の日常になかったこの工程。

ぬかを触っていると、1日たったの5分ですが丁寧な時間を過ごしている気分を味わうことができるのです。

ぬか漬けにおすすめの野菜

ぬか漬け

スーパーで売っているぬか漬けは「大根、きゅうり」が定番ですが、調べてみるとどんな野菜もぬか漬けに出来ることが判明したので、こちらにまとめました。

 

 

“定番ぬか漬け”

きゅうり・大根・カブ・人参・白菜・キャベツ・茄子

 

“変わり種ぬか漬け”

ズッキーニ・ピーマン・パプリカ・セロリ・アスパラガス・オクラ・いんげん・ごぼう・かぼちゃ・長芋・みょうが・アボカド・にんにく・ミニトマト・ゆで卵・豆腐・チーズ

 

“フルーツぬか漬け”

りんご・バナナ・柿

 

こんな食材もぬか漬けにいいの?という食材がたくさんあってびっくり!

私はゆで卵とチーズに挑戦して、お酒のおつまみにしたいと思っています。

ぬか漬けで得られる栄養は?

ぬか漬け

生野菜をぬか漬けにすることで栄養がたっぷり取れるそうなのですが、具体的にどんな栄養が取れるのか?を調べてみました。

なんと、ぬか漬けにすると、野菜に最初から含まれる栄養素が5~10倍に増える現象が起こるそうです。

 

 

ぬか漬けに含まれる代表的な栄養素

 

 ●植物性乳酸菌(腸内環境を整える・美肌効果)

 ●たんぱく質(三大栄養素のひとつ)

 ●カルシウム(骨や歯を丈夫に・イライラの緩和)

 ●炭水化物(疲労回復効果)

 ●ビタミンB群(紫外線や日焼けによる肌荒れやシミ、ソバカスを改善・皮膚や粘膜を健康に保つ効果)

 ●ビタミンA(乾燥肌・病気の予防)

 ●ビタミンE(動脈硬化や生活習慣病の予防)

 ●食物繊維(食後の血糖値の上昇をおさえたり、腹持ちを良くさせてくれる効果)

 ●酵素(生命活動を行うために欠かすことのできない栄養素)

 ●鉄分(貧血予防・美肌効果)

 

 

 

野菜をぬか床に漬けておくだけで、こんなにもたくさんの栄養を含んだ野菜に変わるってすごい!
 

ぬか漬けは美味しく手軽に野菜を摂取できるイメージでしたが、ぬか漬けにすることで得られる栄養素を知っていると、よりぬか漬けが楽しくなるし自分の作ったぬか漬けに愛着が湧くのではないでしょうか。

ぬか漬けを始めてみたいけど、手入れが面倒で諦めてしまっていた方は、今では本当に簡単に始めることが出来るのでぜひチャレンジしてみてもらいたいです。

 

 

 

 

 

 

 

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投稿者プロフィール

すず

インスタグラマー・Webライター・SNSコンサルタント
インスタグラムで暮らしに役立つ情報発信中。
電子書籍noteの販売数は累計2000部を超える。
2019年パートを退職し独立&シングルマザーに。
stand.fmでの音声配信「すずのなんでもラジオ」は多くの主婦と発信者の方から共感を集めるチャンネルに成長中。

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