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【フランス料理のテーブルマナー】子どもと一緒に大人も学ぼう!後編

Gourmet

2021.11.03

【フランス料理のテーブルマナー】子どもと一緒に大人も学ぼう!後編

前回の記事「【フランス料理のテーブルマナー】子どもと一緒に大人も学ぼう!前編」では

・フレンチレストランの種類とランク

・お洋服コーディネートのマナー

・フレンチレストランでのナプキンの使い方

をご紹介しました。

 

後編の記事では、実際にお料理が運ばれてきてからの一連の流れを一緒に勉強していきましょう!

 

 

※取材時のレストランはしっかりと感染対策されており、食事は短時間で飲酒をせず、食事中以外はマスクを着用しました。

フレンチレストランでのナイフとフォークの使い方

たくさんのナイフとフォークがテーブルに並んでいる光景は、披露宴に参加したことのある大人ならよく目にしたことがあると思いますが、9歳の息子は初めて。

 

カトラリーは基本的にお料理にあわせて外側から取っていきます。

 

息子は普段フォークを使うことがあってもナイフは使わないので、かなり緊張して体に変な力が入っていました。笑

カトラリーのサインを知っておこう

お料理は、左側から一口分ずつ切って食べます。

 

カトラリーを外側から取ることを知っていた方は多いと思いますが、食事中のカトラリーの置き方にもマナーがあることはご存知でしょうか?

 

 

“食事中”はナイフとフォークは八の字にお皿の上に置く

食事中に飲み物を飲む時や・会話をするとき・席を立つときなどは、ナイフとフォークは「八の字」に置きます。

「まだ食べています」というサインをお店の人へ示すことができます。

 

 

“食事終了後”はフォークの腹を上に向け、カトラリーを時計の4時の位置に置く

お料理を食べ終わったあとは、フォークの腹を上に向けナイフを添えて、お皿の上に時計の4時の位置に置きましょう。

「食べ終わりました」というサインになります。

お皿の上にお食事が残っていても、お店の人はサインに気づき、次のお食事の用意をするために「お下げしても宜しいでしょうか」と声をかけてくれます。

 

どちらも共通点はナイフの刃は必ずお皿の内側へ向けること。

ナイフの刃を外側へ向けることは、相手に刃を向ける失礼な行為になりますので注意しましょう。

各料理の食べ方

カトラリーの使い方の次は、各料理の食べ方について見ていきましょう。

 

①洋食器は持ち上げない

基本的にフランス料理では、料理のお皿は持ち上げません。

 

②スープは奥から手前にすくって食べる

スープは「飲む」ではなく「食べる」というのが正式。

取っ手のついているスープ皿の場合は、手で持って口に近づけて食べても構いません。

 

③パンの食べ方

パンはひと口大にちぎって、ひと口で食べます。

パン皿がない場合は、パンを直接置けるくらいテーブルクロスが清潔であるというサインなので直接置きます。

食べかけのパンは、ちぎった側が自分に向くように置くと相手からきれいに見えるので意識しましょう。

バターを数名で共有する場合は、その中で最上位の人が取ったあとに順に回します。

 

④カトラリーは自分で拾わない

もしカトラリーを落としてしまっても、自分で拾うことはNG。

お店の人に新しいカトラリーを持ってきてもらうのがマナーです。

落としたカトラリーはお店の人に拾ってもらえるので心配はいりません。

特別感のあるレストランでのお食事は思い出として刻まれる

今回初めて息子はフレンチレストランでのお食事を体験しました。

最初は緊張していましたが、お食事が進むにつれて徐々に肩の力が抜けてリラックス出来ていることが感じられました。

普段のファミリーレストランなどといった外食よりも、かしこまったお食事だったので、疲れるからもう行きたくないかなと思ったのですが、「また行きたい!」と息子からの声を聞くことが出来ました。

私の母の誕生日が近かったのでメインディッシュを食べ終わったあと、孫からおばあちゃんへ花束をプレゼントしたりと、ちょっとしたイベントも兼ねてのお食事となりました。

 

お家でのパーティーももちろん素敵ですが、いつもと違った場所でのお食事を体験するこは、より思い出に刻まれるので、何カ月、何年と時間が経ってからでも鮮明に思い出を振り返ることが出来ますよね。

 

ちなみに私は「食事中」と「食事終了後」のサインを母親から小学校低学年の時に教わったので、小さな頃から自然に出来るようになっていました。

カトラリーのマナーを知っていると、目上の方とのお食事のシーンでも心に余裕が出来ることを実感しています。

 

レストランマナーはお家でも予習出来ることばかりなので、ぜひお子さんが小さい時から教えてあげるのはいかがでしょうか。

 

 

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投稿者プロフィール

すず

インスタグラマー・Webライター・SNSコンサルタント
インスタグラムで暮らしに役立つ情報発信中。
電子書籍noteの販売数は累計2000部を超える。
2019年パートを退職し独立&シングルマザーに。
stand.fmでの音声配信「すずのなんでもラジオ」は多くの主婦と発信者の方から共感を集めるチャンネルに成長中。

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